2008年03月07日
モノづくりの未来・・・2
前回の続きから・・・
日本製の携帯電話は世界的に見ても非常に高性能&ハイスペック
しかしながら世界的シェアは全体の2%にも満たない現実。
その答えを紐解くには日本での携帯電話の
歴史を辿ることによって分かってきます。
自動車電話から始まった日本の携帯電話は、アナログから
第二次世代(2G)と呼ばれるデジタル方式に進化しました。
メールやインターネット接続も可能になりましたが・・・
これが誤算の始まりになります。
実は1993年に採用した2GのPDCという方式は
日本のみが採用した規格で、世界210以上の国と地域では
欧州で開発されたGSM規格が主流となっていました。
このPDCとGSMというシステムの違いが、
日本メーカーの海外進出を阻んだのです。
たらればですが、もし日本が2Gで、GSM方式を採用していたら
現在の世界シェアの状況は大きく変わっていたかもしれません。
そこで日本が次の手として何をしたかというと・・・
現在皆さんも使っている第3世代(3G)に
早々と移行し巻き返しをはかろうと試みます。
なぜなら世界共通のWCDMA/TDMA方式を3Gに採用したからです。
しかしながら、ここでも誤算がでてきます。
世界の7割以上が未だに2GのGSM方式を使用しているので、
3Gが主流の日本製の携帯電話は一向にシェア拡大することが出来ません。
ちなみにノキアは第二世代の廉価版を今も販売しています。
世界市場でいうと簡単な機能だけがついている携帯電話を
買ってくれる人の方が数は多いからです。
2006年にノキアは南アフリカに進出しました。
まずは廉価版の販売に力をいれ、値段の安い携帯を売ることによって
世界シェアナンバーワンの座を不動のものにしています。
ではなぜ日本では廉価版を販売しないのか?という疑問がでてきます。
日本の携帯電話の特徴は
キャリアと呼ばれる移動通信会社(NTTやSBなど)による
独特の販売方法によります。
メーカーはキャリアの要望に応じて商品を生産
それが各キャリアのブランドごとに販売されています。
これまでキャリアは競うように、メーカに機能の向上を求めてきていました。
つまり、日本向けの商品をつくるのに精一杯で
海外向けの商品をつくる余力が会社としてないというのが
どこのメーカーも抱えている問題になっています。
しかしながら高性能を売りにしながら
世界的にシェアを拡大した会社が存在します。
さあ、それはどこでしょう?
そしてなぜでしょう?
その話は次回に・・・(引っぱりすぎですかねぇ~)
日本製の携帯電話は世界的に見ても非常に高性能&ハイスペック
しかしながら世界的シェアは全体の2%にも満たない現実。
その答えを紐解くには日本での携帯電話の
歴史を辿ることによって分かってきます。
自動車電話から始まった日本の携帯電話は、アナログから
第二次世代(2G)と呼ばれるデジタル方式に進化しました。
メールやインターネット接続も可能になりましたが・・・
これが誤算の始まりになります。
実は1993年に採用した2GのPDCという方式は
日本のみが採用した規格で、世界210以上の国と地域では
欧州で開発されたGSM規格が主流となっていました。
このPDCとGSMというシステムの違いが、
日本メーカーの海外進出を阻んだのです。
たらればですが、もし日本が2Gで、GSM方式を採用していたら
現在の世界シェアの状況は大きく変わっていたかもしれません。
そこで日本が次の手として何をしたかというと・・・
現在皆さんも使っている第3世代(3G)に
早々と移行し巻き返しをはかろうと試みます。
なぜなら世界共通のWCDMA/TDMA方式を3Gに採用したからです。
しかしながら、ここでも誤算がでてきます。
世界の7割以上が未だに2GのGSM方式を使用しているので、
3Gが主流の日本製の携帯電話は一向にシェア拡大することが出来ません。
ちなみにノキアは第二世代の廉価版を今も販売しています。
世界市場でいうと簡単な機能だけがついている携帯電話を
買ってくれる人の方が数は多いからです。
2006年にノキアは南アフリカに進出しました。
まずは廉価版の販売に力をいれ、値段の安い携帯を売ることによって
世界シェアナンバーワンの座を不動のものにしています。
ではなぜ日本では廉価版を販売しないのか?という疑問がでてきます。
日本の携帯電話の特徴は
キャリアと呼ばれる移動通信会社(NTTやSBなど)による
独特の販売方法によります。
メーカーはキャリアの要望に応じて商品を生産
それが各キャリアのブランドごとに販売されています。
これまでキャリアは競うように、メーカに機能の向上を求めてきていました。
つまり、日本向けの商品をつくるのに精一杯で
海外向けの商品をつくる余力が会社としてないというのが
どこのメーカーも抱えている問題になっています。
しかしながら高性能を売りにしながら
世界的にシェアを拡大した会社が存在します。
さあ、それはどこでしょう?
そしてなぜでしょう?
その話は次回に・・・(引っぱりすぎですかねぇ~)