2008年02月18日
フルスイング
あなたは、高畠導宏さんを知っていますか?
高畠さんはドラフトにて指名されプロ野球選手になるが、
怪我や故障により4年間で選手としての生活にピリオドを打ちます。
その後打撃コーチへ転身し、30年間で7つのプロ野球チームを渡り歩きます。
その打撃コーチ時代には今もメジャーリーガーとして活躍しているイチロー、
田口らを始め、30名以上のタイトルホルダーを育てた凄腕コーチだそうです。
しかしながら、60歳を迎える前に打撃コーチを辞め、福岡の高校の一教師に転職されました。教師になり1年余りで高畠さんはガンに倒れ、志半ばで逝去します。
その高畠さんが高校教師になり、情熱を持ってどのように教育に取り組んでいったのか・・・NHKの土曜夜9:00~ ドラマ「フルスイング」で描かれています。
高畠さんも決して順風満帆な人生を歩んできた人ではなかった。
何度も挫折をしながら、それでも前を向いて歩んできた人である。
つらさを分かるから、相手に対しても優しくなれ、また厳しくもなれるのであろう。
そして何より人の可能性を信じていた人なんだと。
コーチングという言葉もだんだんと一般的になってきていますが、
この高畠さんの生き様はマサにコーチングを体現していたように思います。
先週のドラマの中では「啐啄同時(そったくどうじ)」という言葉がでてきました。
啐啄同時とは、
---引用部分--
卵の中のヒナ鳥が殻を破ってまさに生まれ出ようとする時、
卵の殻を内側から雛がコツコツとつつくことを「啐」といい、
ちょうどその時、親鳥が外から殻をコツコツとつつくのを「啄」といいます。
雛鳥が内側からつつく「啐」と親鳥が外側からつつく「啄」とによって
殻が破れて中から雛鳥が出てくるのです。両方が一致して雛が生まれる
「機を得て両者相応じる得難い好機」のことを「啐啄同時」というのです。
---引用部分--
親の離婚話のため、生活態度が荒れ、下級生を殴ってしまった生徒。
反省する態度も見られず、学校の下した結果は無期停学処分。
推薦で受かっていた大学もその処分のため取り消されてしまう。
ますます自暴自棄になっていく生徒・・・
彼の心のうちを分かりたい高林先生と気持ちを上手く表せられない生徒。
どちらも殻を破ろうと叩き合っているのに・・・なかなか一致できていない・・・
啐啄同時って人間関係、上司と部下、教師と生徒、親と子・・・
いろんな関係性に関わってくるものだと思います。
自分も講師として受講生の方々と向き合ったときに、
「やりたい」という気持ちと「やらせたい」という気持ちが
一致できるような啐啄の瞬間をつくれる場を心掛けて
提供して行きたいと思わせてくれた作品です。
高畠さんはドラフトにて指名されプロ野球選手になるが、
怪我や故障により4年間で選手としての生活にピリオドを打ちます。
その後打撃コーチへ転身し、30年間で7つのプロ野球チームを渡り歩きます。
その打撃コーチ時代には今もメジャーリーガーとして活躍しているイチロー、
田口らを始め、30名以上のタイトルホルダーを育てた凄腕コーチだそうです。
しかしながら、60歳を迎える前に打撃コーチを辞め、福岡の高校の一教師に転職されました。教師になり1年余りで高畠さんはガンに倒れ、志半ばで逝去します。
その高畠さんが高校教師になり、情熱を持ってどのように教育に取り組んでいったのか・・・NHKの土曜夜9:00~ ドラマ「フルスイング」で描かれています。
高畠さんも決して順風満帆な人生を歩んできた人ではなかった。
何度も挫折をしながら、それでも前を向いて歩んできた人である。
つらさを分かるから、相手に対しても優しくなれ、また厳しくもなれるのであろう。
そして何より人の可能性を信じていた人なんだと。
コーチングという言葉もだんだんと一般的になってきていますが、
この高畠さんの生き様はマサにコーチングを体現していたように思います。
先週のドラマの中では「啐啄同時(そったくどうじ)」という言葉がでてきました。
啐啄同時とは、
---引用部分--
卵の中のヒナ鳥が殻を破ってまさに生まれ出ようとする時、
卵の殻を内側から雛がコツコツとつつくことを「啐」といい、
ちょうどその時、親鳥が外から殻をコツコツとつつくのを「啄」といいます。
雛鳥が内側からつつく「啐」と親鳥が外側からつつく「啄」とによって
殻が破れて中から雛鳥が出てくるのです。両方が一致して雛が生まれる
「機を得て両者相応じる得難い好機」のことを「啐啄同時」というのです。
---引用部分--
親の離婚話のため、生活態度が荒れ、下級生を殴ってしまった生徒。
反省する態度も見られず、学校の下した結果は無期停学処分。
推薦で受かっていた大学もその処分のため取り消されてしまう。
ますます自暴自棄になっていく生徒・・・
彼の心のうちを分かりたい高林先生と気持ちを上手く表せられない生徒。
どちらも殻を破ろうと叩き合っているのに・・・なかなか一致できていない・・・
啐啄同時って人間関係、上司と部下、教師と生徒、親と子・・・
いろんな関係性に関わってくるものだと思います。
自分も講師として受講生の方々と向き合ったときに、
「やりたい」という気持ちと「やらせたい」という気持ちが
一致できるような啐啄の瞬間をつくれる場を心掛けて
提供して行きたいと思わせてくれた作品です。