2008年02月21日
風が吹けば・・・桶屋が儲かる!?・・・1
これは江戸時代に書かれた「東海道中膝栗毛」のなかでもでてくることわざ。
1.風が吹けば砂煙がまう。
2.砂煙がまうと、それが目に入って盲人が増える
3.盲人が増えると、三味線が売れる(当時、三味線は盲人が弾いた) 。
4.三味線が売れると、猫が減る。(三味線の皮は猫の皮を使用していたから)。
5.ネコが減ると、ネズミが増えて桶をかじる。
6.桶がかじられると、桶の注文が増えて桶屋が儲かる。
と、これは思わぬ事柄から始まったことが、
思わぬところに影響を及ぼすという例え話。
しかし現実の世界の中でも
いっけん何の関係もない事柄のように見えて
複雑に絡み合って経済が動いていることがあるそうです。
今年はオリンピックが開催されるのに、
年明けから冷凍餃子の問題で大変なことになっていますが、
「北京オリンピックが開催されると
日本のラーメン屋が困る!?」
という因果関係が・・・
それはなぜか?
まず
・北京オリンピック効果で、中国人が裕福になり、
コーヒーを飲む人が増える。
なんと北京オリンピックの経済効果は約15兆5000億円。
それに伴い中国人の給料は10年前と比べると2~3倍に増えている。
その結果、以前は家で1杯5円未満のお茶を飲んでいた人達が、
現在はカフェで1杯500円もするコーヒーを好んで飲んでいる。
中国のコーヒー生豆の消費量は2000年の1.6倍になっている。
だから
・コーヒー豆の需要が高まり、値段が上がる。
中国におけるコーヒー党の人が増えた。
結果、世界で品薄になりコーヒー豆の値段が上がる。
そして
・ベトナムでコーヒーに転作するコショウ農家が激増。
ベトナムはコショウの生産高世界1位であり、全世界の3割がベトナム産。
さらにコーヒーの生産高も1位にブラジルに次いで世界2位である。
コーヒーとコショウは栽培環境が似ているため転作が簡単。
しかもコーヒー作りの方が楽なので、
単価の高いコーヒーの方に転作する農家が増えた。
その結果コショウが不足して値段が急騰し、
1kg当たり2500円から2880円に15%も値上げされた。
あるラーメンチェーン店のコショウ代は年間28万8千円増になり、
ラーメン業界全体のコショウ代は年間1億800万円増になっている。
ゆえに
・コショウが品薄&値上げによりラーメン屋さんが困る
※ちなみにコショウは栽培が面倒なのでコーヒーからコショウ栽培に戻る農家はいないのだとか…。
1.風が吹けば砂煙がまう。
2.砂煙がまうと、それが目に入って盲人が増える
3.盲人が増えると、三味線が売れる(当時、三味線は盲人が弾いた) 。
4.三味線が売れると、猫が減る。(三味線の皮は猫の皮を使用していたから)。
5.ネコが減ると、ネズミが増えて桶をかじる。
6.桶がかじられると、桶の注文が増えて桶屋が儲かる。
と、これは思わぬ事柄から始まったことが、
思わぬところに影響を及ぼすという例え話。
しかし現実の世界の中でも
いっけん何の関係もない事柄のように見えて
複雑に絡み合って経済が動いていることがあるそうです。
今年はオリンピックが開催されるのに、
年明けから冷凍餃子の問題で大変なことになっていますが、
「北京オリンピックが開催されると
日本のラーメン屋が困る!?」
という因果関係が・・・
それはなぜか?
まず
・北京オリンピック効果で、中国人が裕福になり、
コーヒーを飲む人が増える。
なんと北京オリンピックの経済効果は約15兆5000億円。
それに伴い中国人の給料は10年前と比べると2~3倍に増えている。
その結果、以前は家で1杯5円未満のお茶を飲んでいた人達が、
現在はカフェで1杯500円もするコーヒーを好んで飲んでいる。
中国のコーヒー生豆の消費量は2000年の1.6倍になっている。
だから
・コーヒー豆の需要が高まり、値段が上がる。
中国におけるコーヒー党の人が増えた。
結果、世界で品薄になりコーヒー豆の値段が上がる。
そして
・ベトナムでコーヒーに転作するコショウ農家が激増。
ベトナムはコショウの生産高世界1位であり、全世界の3割がベトナム産。
さらにコーヒーの生産高も1位にブラジルに次いで世界2位である。
コーヒーとコショウは栽培環境が似ているため転作が簡単。
しかもコーヒー作りの方が楽なので、
単価の高いコーヒーの方に転作する農家が増えた。
その結果コショウが不足して値段が急騰し、
1kg当たり2500円から2880円に15%も値上げされた。
あるラーメンチェーン店のコショウ代は年間28万8千円増になり、
ラーメン業界全体のコショウ代は年間1億800万円増になっている。
ゆえに
・コショウが品薄&値上げによりラーメン屋さんが困る
※ちなみにコショウは栽培が面倒なのでコーヒーからコショウ栽培に戻る農家はいないのだとか…。